虫歯予防に効果が実証されているのはフッ素の使用です。
こんにちは、副院長の歯科医師の
佐々木 洋輔 です。
先日、福岡市開業の歯学博士 加藤大明 先生の講演会が
飯塚医師会で行われました。
シンプルで非常にわかりやすい予防法を実践されていたので
それを共有したいと思います。
近年、虫歯予防として
さまざまな物が出ていますが
結局どれが一番 効果があるのでしょうか?
じつは、900ほどの学術論文の中で強い科学的根拠が見つかったのは
以下の2つの結論のみです。
①フッ化物配合歯磨剤の日常使用が効果的な虫歯予防の方法である。
②フッ化物は量性依存、つまり1500ppmは1000ppmより効果的である。
その他の虫歯予防 材料
キシリトール、クロルヘキシジン、CPP-APP、プロバイオティクス食品(乳酸菌 L80-20 など)
は、「補助剤」であり、
虫歯予防に対するフッ化物配合歯磨剤の「代用品」ではありません。
キシリトールガムだけ食べて、フッ素入り歯磨剤を使わないのはナンセンスなのです。
(子供さんへ歯磨き後のご褒美にキシリトールガムや乳酸菌タブレット等を食べさせるのは良いと思います)
当院でおススメなのは
チェックアップスタンダード (1450ppm)です。
お子さんへは
チェックアップコドモ(900ppm)です。
逆に以下の
フッ素を含まない歯磨剤のみの使用は注意が必要です。