往診(訪問診療)を初めて受けられる方、その家族の方へ
こんにちは、副院長です。
お盆も過ぎて、
日が暮れるのも少し早くなってきましたね。
日本は超高齢社会に突入し、
身体機能や認知機能の低下に伴い
自力で歯科医院に通院できない方が徐々に増えてきております。
男性の場合だと、75歳以上の方で自力で歯科医院に通院できる方は
10%にも満たないという衝撃的なデータもあります。
佐々木歯科医院では
そういった自力で歯科医院に通院が困難な方のために
往診を行っていますが
初めて往診を受けられる方(特に当院の外来に一度もかかられた事がない方)には
お願いをしております。
それは、認知症や脳梗塞発症後(急性期)等で意志の疎通が難しい方は、
初めの訪問時はご家族の同伴をお願いしております。
」
初めての方だと、その方の
意識レベルや全身状態(持病)、服用中の薬などが分からず、
それらの状態を把握せずに、いきなり治療を進めていくのは
非常にハイリスクです。
認知症と言っても患者さんそれぞれに
個性、性格があり、それも分からずに治療するのは
歯科医師にとっても非常に怖いことでもあります。
また、痛みや腫れがあった場合でも
その程度は
緊急性が低いものから高いものまであり、
緊急性が低く、次回以降の往診で
対応すればいい場合でも
その場にご家族がいなければ
痛みの程度、緊急性などを説明することができず、
信頼関係を築きにくくなります。
(置手紙等を書いてもなかなか伝わりにくいです。)
二回目以降は
患者さんの状態により
患者さん一人でも大丈夫な場合もあります。
往診依頼の電話をしていただく時に
治療を受けられる方の全身状態をなるべく詳しく
教えていただくようお願いいたします。