キツツキコントラ~歯の根の画期的治療法~
佐々木歯科では令和2年10月から根管治療にキツツキコントラを使用しています。
大まかに前歯の神経は1本、小臼歯は1本から2本、大臼歯は3本という初歩的な原則があるのみで、個人によって全く異なる形をしています。
そのため、根管内の感染部分の除去は至難の業であり、成功率を下げています。
図のように丸い神経の横に細いヒレ状の神経が伸びていたり、2本の神経を結ぶ狭い神経があったりで神経の形を完全に把握して完全な処置をするのは非常に困難です。
神経の処置をする通常の方法はこのようにK-ファイル(H-ファイル)の頭部を歯科医が指でつまんで歯根に突っ込み捩じる・掻き出す操作で感染部分を除去して行きます。
ところが先ほどの図のように神経の形は決まってなくてその形通りに除去するのは不可能に近い状況でした。
昨年の10月から導入したキツツキコントラは上のような特性がありこれまで困難であった根管治療に革命をもたらしました。
ほぼ全ての患者さんの根管治療に使用していますが、素晴らしい結果が出ています。
このキツツキコントラを最大限に活用して神経の治療で症状が取れない患者様を少しでも減らそうと、全国300人以上のキツツキコントラを使用している歯科医師との情報網を使い日々研鑽に励んでいます。